動脈管開存症(PDA)の手術をしたスズちゃんが元気に退院しました!

動脈管開存症とは生まれる前・お母さんのお腹の中にいる時に重要な役割を果たしている動脈管という血管のバイパスが生後も閉じることなく残ってしまうために、多くの異常が発生してしまう生まれつきの心臓病です。

治療せずに経過すると心不全に陥ってしまう怖い病気で、タイミングを逃すと手術すら不可能になってしまいます。

血管構造上の異常であるためお薬での根治は不可能で、外科手術が必要になります。

動脈管開存症を手術した場合、制限のない生活を送ることができ寿命をまっとうすることができます。こうしてスズちゃんのように元気に退院していき喜ぶ飼い主様の姿をみれるのは非常に喜ばしいことです。良かったねスズちゃん!

犬の動脈管開存症、日本で初めて手術を成功させたのは当院の金本院長であり、1974年と40年も前の話になります。当院が心臓病に力を入れるきっかけとなった病気であり、その日から40年間、心臓病で苦しむ飼い主様・ワンちゃんネコちゃんのためスタッフ一丸となり日々精進してまいりました。それだけに心臓病の治療に関して自信を持って臨んでいます。

 

これからも頑張っていきますので茶屋ヶ坂動物病院をよろしくお願いします。