クゥちゃんはチワワ 、体重 3.5kgの男の子で琵琶湖の近くの草津犬猫病院(滋賀県草津市)から紹介来院されました。
クゥちゃんは6才から僧帽弁閉鎖不全を指摘されましたが、無症状だったこともあり無治療で経過していました。
しかしながら、わずか8歳のときに重度へと進行しており、突然心臓が破裂する程 (心タンポナーデといいます)に悪化していました。
このとき幸いにも一命を取り留めたクゥちゃんは、当院へ紹介来院されました。
そこで、二度と心臓が破裂したり、肺水腫になることがないように僧帽弁形成術を受けることを決断されました。
そして手術当日。
手術は無事に成功し、術後はご家族の懸命な看護もあって順調に回復し、元気にしっかり3ヶ月検診も受けてくれました!
ちなみに僧帽弁閉鎖不全に関しても、ばっちり逆流は消失しております。
(LAに存在する色のついたモザイク領域が僧帽弁から逆流した血液です)
これでもう破裂する心配はなくなりました。
茶屋ヶ坂動物病院では犬の僧帽弁閉鎖不全症に対して手術を行っています。
手術を受けた術後の犬たちは、咳などの症状が消失・軽減し、クゥちゃんのように心臓が破裂したり、肺水腫を発症することは二度となくなります。
ふたたび元気よく活発に過ごせるようになり、薬をほとんど飲まなくても、心臓病を心配することなく、寿命を全うできるようになります。
当院の手術では安全面に十分配慮し、ステージの進行したハイリスク症例に対しても安定した高い成功率を誇ります。
また当院では僧帽弁閉鎖不全が再発してしまうことがないよう、常に完全で完璧な手術をめざしています。
僧帽弁全体にくまなく処置を施すため、僧帽弁閉鎖不全が再発悪化することは極めてまれです。
重症の子たちでもあきらめず、私たちにご相談ください。常に全力でご対応させていただきます。