・主治医の先生から「心雑音があります」と言われた
・咳が出る、散歩に行きたがらないなど、心臓病に当てはまる症状がある
心臓には「代償能力」があり、動物が元気いっぱいに走り回っていても実は病気が進行している可能性があります。「心雑音がある」と言われたら、元気に見えても早めに心臓検査を受けることをおすすめします。
茶屋ヶ坂動物病院の心臓検査には6つ項目があります。麻酔や動物に大きな侵襲を伴う検査が必要になることはまれで、安心して検査を受けていただくことができます。
①聴診
心雑音がある場合は心臓のどの部分からどのくらいの大きさで聴こえるかを調べます。
また、心音のリズムに異常がないか(不整脈がないか)を確認します。
②胸部レントゲン検査
心臓のサイズや肺、気管などの状態を確認します。特に、心臓の肥大、気管の圧迫の有無、肺の中に血液成分が漏出しているか(肺水腫)を調べます。
また心臓のサイズを数値化して評価します。
③血液検査
心臓病の程度を把握することができます。
また他の疾患が心臓や血管へ影響を及ぼす場合や、反対に心臓病の治療が他の主要な臓器に影響を与えている場合があるため、さまざまな血液生化学マーカーによって確認します。
④血圧検査
心臓にかかる負荷や、血管の収縮・拡張、心臓のポンプ能力を確認します。
⑤心電図検査
心臓のリズムや、細胞間の電気刺激の伝達の様子を確認します。主に不整脈の有無やその種類を把握することができます。
⑥心エコー検査
心臓の断面や動きをリアルタイムに見て、異常がないか心機能を確認します。
心筋や弁の動きも詳しく確認することができます。
各検査の得意分野、不得意分野が分かれているため、1つの循環器病を評価するのにもさまざまな検査を行う必要があります。
検査を組み合わせることで病気やステージを正確に診断でき、見落としや誤診を回避できます。
始めて心臓検査を受ける場合は、以下の2点が必要となります。
①主治医からの紹介状
②飼い主様からの予約電話
詳しくはコチラをご確認ください
心臓検査費用 53,000円(税別)
上記に加え診察料がかかります。
また状態によってはお薬の費用がかかる場合があります。
※こちらは2025年8月時点での金額です
初診の動物で、状態が悪い場合または10歳以上の場合は、追加で腹部の検査を受ける必要がある場合があります。
必要な検査:腹部レントゲン、腹部エコー
追加料金 :21,000円(税別)
※こちらは2025年8月時点での金額です
茶屋ヶ坂動物病院には循環器認定医が常勤しており、精密な心臓検査で心臓病の早期発見に努めます。