僧帽弁閉鎖不全症の手術を受けた竹中ひまわりちゃんが退院しました。

手術予定日の朝に僧帽弁逆流のためにダメージを受けた左心房が破裂してしまい、非常に危険な状態での手術になりましたが、緊急手術での先生達の頑張りとひまわりちゃんの生命力でなんとか急場を脱することができました。

通常の心臓手術ですら危険を伴うものなのですが、心臓破裂という超緊急事態でもなんとか乗り切れたのは小動物心臓外科の発展あってのものです。

きっとこれからも手術の適応が広がっていくことでしょう。

まだあまり知られていませんが、僧帽弁閉鎖不全症は手術をすれば大幅な状態改善が望める病気になってきています。

心房破裂を起こすほどの心臓だったひまわりちゃんも、今では元気に走ることができるようになりました。

僧帽弁逆流(僧帽弁閉鎖不全症・MR・弁膜症)でお悩みの飼い主様、是非一度ご相談下さい。

また緊急手術となったため、当日診察に来て下さいました患者様達には、長時間お待ち頂いたり、診療を延期して頂いたりと大変なご迷惑をおかけしましたが、皆様方のご協力のおかげもありひまわりちゃんを元気にすることができました。

ご協力賜りました皆様に厚く御礼申し上げます。