レン君はトイプードル、体重2.6kgの男の子です。

レン君は生後2ヵ月の子犬の頃から当院に通っており、スタッフ皆んながよく知っているわんちゃんでした。

小さい頃から元気いっぱいで、大きい病気をすることもなく、少しやんちゃ過ぎる位でした。

ですが10歳前から僧帽弁閉鎖不全症を発症し、少しずつ悪くなり、しつこい咳に悩まされるようになってしまいました。

咳の影響もあって食欲が低下しお腹の調子も崩しがちで、体重も1kg近く減っています。

内服薬の種類はどんどん増えましたが、上手に吐き出してしまうレン君にとって毎日の投薬治療も一苦労です。

 

僧帽弁閉鎖不全症は高齢の小型犬に非常に多い病気で、重症の場合レン君のように様々な症状が認められます。重度の場合、食欲が低下することもあり、飼い主様にとって薬を飲ますことが大変な負担になることも少なくありません。

 

こういった状況を打破するために、ご家族と相談し、僧帽弁形成術を決断しました。小さい頃からよく知るレン君のため、スタッフ一丸となって手術に望みました。

 

そして手術当日、僧帽弁手術は大成功となりました!

元気に退院していったレン君、良かったね。

 

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茶屋ヶ坂動物病院では犬の僧帽弁閉鎖不全症に対して手術を行っています。
手術を受けた術後のわんちゃんたちは、咳などの症状が消失・軽減し、運動の心配をしたり、肺水腫を発症する危険性は二度となくなります。
ふたたび元気よく活発に過ごせるようになり、薬をほとんど飲まなくても、心臓病を心配することなく、寿命を全うできるようになります。
当院の手術では安全面に十分配慮し、ステージの進行したハイリスク症例に対しても安定した高い成功率を誇ります。
また当院では僧帽弁閉鎖不全が再発してしまうことがないよう、常に完全で完璧な手術をめざしています。
僧帽弁全体にくまなく処置を施すため、僧帽弁閉鎖不全が再発悪化することは極めてまれです。
重症の子たちでもあきらめず、私たちにご相談ください。常に全力でご対応させていただきます。