5月11日 日曜日、三原先生と佐藤先生が福岡県・ペットクリニックハレルヤで出張開心術へ行ってきました。

以前紹介したように、九州でも心臓の手術が行えるようにと、ペットクリニックハレルヤ総院長の平川先生が昨年より始められた心臓外科チームに、当院も参加しております。

fddc0691a8fd53aba33cdf7d2494d965.png

写真は福岡空港です。飛行機出張です。

今回はハレルヤ平和病院長のワンちゃんが患者さんでした。

つい先日まで心臓は全く問題なかったのですが、突然心臓の弁を支える腱索というひも状の部分が断裂し、肺に水がたまってしまう肺水腫を発症し手術することになりました。

心臓が悪くなってから日が浅かったため、術後の回復も良く、とっても元気になっているそうです。

心臓手術は大掛かりな手術となるため、体にかかる負担は多く、元の体が弱ってしまっていると手術自体を受けることができません。

獣医療では手術タイミングはいつがいいかとまだまだ議論されている段階ですが、今回のように比較的早い段階での手術であれば、合併症が少なく、回復がスムーズであるのも事実です。

心臓が悪いと言われた、逆流がある、弁膜症・MRと診断されたなどご心配がありましたら、是非一度ご相談下さい。心臓の外科手術は根治的治療としての確かな選択肢の一つになりつつあります。