11月6日に僧帽弁形成術をうけて、無事退院したピコタンちゃん。

ピコタンちゃんは今年に入ってから2度も急性肺水腫になり生死の境をさまよいました。

急性肺水腫とは:

心臓が悪いせいで肺に全身に送る血液がたまり、呼吸がうまくできなくなります。
そして陸にいるのに溺れてしまうような状態になり、そのままにしておくとあっという間に亡くなってしまいます。
ピコタンちゃんはそんなとき、当院を受診していただき、僧帽弁閉鎖不全症(MR、弁膜症ともいいます)が肺水腫の原因と解りました。
このブログでも多く紹介している高齢の小型犬に非常に多い心臓病です。ピコタンちゃんも非常に重症で心臓は限界ギリギリでした。

今回オーナー様の一大決心で手術を行いました。
というものも、心臓を一時的にとはいえ完全に止めて行う手術なので、術後様々な困難がある場合もあります。また入院期間が通常の手術に比べて長いことが多いです。
その中でもピコタンちゃんはみるみる見違えるぐらい元気に順調に回復していきました。

毎日面会に来てくださったご家族の強い想いが届いたんですね。

ピコタンちゃん本当におめでとう!