1ヶ月程前の話になりますが、お正月休みが明けて早々の1月7日に今年最初の開心術が行われました。

マルチーズのシュガーちゃんで高齢小型犬の子に多い僧帽弁閉鎖不全症でした。

シュガーちゃんは12月に僧帽弁閉鎖不全症が原因で肺に水が溜まってしまい一時は危険な状態でした。

僧帽弁閉鎖不全症の根治には手術しかなく、それを行う施設も限られていますが、当院では院長先生の情熱と長年に渡る不断の努力により外科的に治療をすることで僧帽弁閉鎖不全症を根治できるようになりました。

これまでもこの病気で苦しむ多くのわんちゃんをたくさん救ってきており、心臓病のわんちゃん、ねこちゃんとそのオーナー様に手を差し伸べ続けてきました。

シュガーちゃんは入院をしてから手術当日まで穏やかに過ごしておりましたが、手術開始予定時間の1時間前に再度肺水腫を引き起こしてしまい予定を前倒しして緊急手術となりました。

手術は無事に成功しましたが術前に起きた肺水腫の影響でなかなか呼吸状態が安定せず、人工呼吸器を外すことができませんでした。翌日の夜ようやく状態が安定し、自分で呼吸ができるようになりました。入院室に戻ってからはみるみる元気になっていき無事に退院となりました。

シュガーちゃん、これからはお父さん、お母さんと楽しく過ごしてね。術後健診で元気な姿見れるこたのしみにしてるよ。

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▲術後一か月検診時のシュガーちゃん。すっかり元気になりました。