かなり前になるのですが、PDA(動脈管開存症)のルチルちゃんが元気に退院しいきました!

 

開胸手術は比較的負担の大きい手術なのですが、ルチルちゃんは術後3日で退院することができ、とても調子がよいそうです。

現在、獣医療の進歩によって麻酔管理の面も発展してきており、大きい手術でも痛みをほとんど感じることなく手術できるようになり早期退院が可能になりました。

皆さんもモルヒネや麻薬などお聞きになったことがあるかと思いますが、ワンちゃんにも上手に使えば痛みもなくかつ安全に麻酔鎮痛処置ができます。

他にもロキソニンに近いお薬や、虫さされの薬にも使われる局所麻酔薬などいろんな種類の鎮痛剤を組み合わせて、痛みや不安を減らしてあげる工夫を当院では開院当初より積極的に取り入れてきました。

やっぱり痛いのはワンちゃんネコちゃん達でもつらいことなのです。昔は動物は痛がらないなんて話もありましたが、まったくの間違いで私たち人間と同じように感じています。そうした苦しみを少しでも減らせるよう獣医療も一歩ずつ進歩して参りました。痛みの少ない手術をご希望でしたらぜひ当院にご相談ください。