病院概要

病院名

茶屋ヶ坂動物病院

所在地

〒464-0003 名古屋市千種区新西1丁目1番5号

TEL

052-773-1866

FAX

052-773-7488

診療対象

犬・猫

診療科

循環器科/腫瘍科/総合診療科/泌尿器科/皮膚科/消化器科/整形・神経科/歯科 /眼科/麻酔科/救急救命科/予防・ワクチン/健康診断/避妊・去勢

茶屋ヶ坂動物病院の歴史

名古屋に立地する当院は、1967年に初代病院長である金本勇先生が開院してから、50年という大きな節目を越えた歴史ある動物病院です。永きに渡り、皆様に支えられて今日に至りますことを、スタッフ一同、心よりお礼申し上げます。

茶屋ヶ坂動物病院の特徴「町医者の敷居、大学病院レベルの治療」

当院の特徴は、日常的な病気の予防や治療といった「一般的なホームドクター診療」と「高度先進医療」の両面に対応できることです。なかでも当院は、人工心肺装置を用いた動物の「心臓血管外科手術」の治療技術を世界に先駆けて開発発展させてきた動物病院で、僧帽弁閉鎖不全症のほか多岐にわたる心臓血管疾患に対して外科治療を行っています。
当院の心臓外科治療の実績は国内で最も古く、僧帽弁閉鎖不全症の犬に対しては世界で初めて僧帽弁形成術(僧帽弁修復術)に成功し、現在では、心臓手術症例数や手術成功率としては世界トップクラスの実績があります。
また当院は「獣医循環器認定医」、「小動物外科専門医」のほか、各種資格者、博士号学位者、大学院生を有する病院です。私たちは常に高い治療レベルを動物たちに提供するため、数多くの学会発表や論文報告、講演活動を通じ、世界や未来の獣医師に向けて革新的技術を発信し続けています。

地域の皆様に愛される動物病院へ

当院は地域の皆様に安心してもらえるよう、年中無休の診療をおこなっております。困ったとき、大変なとき、急病のときに、どうぞご活用ください。
また、一次・二次診療施設としての診療機能と設備、高度な知識や技術を備えたスタッフを配しており、軽症から重症まで、各診療科を越えた複雑な病態にも柔軟に対応できる能力を備えていることが強みと言えます。日頃の悩みも相談できる、気軽に来院していただける動物病院としてお役立てください。

皆様のご意見を病院治療技術の向上に役立てています

当院では、心臓手術後に退院されるご家族様から「お喜びの声」という意見調査を実施し、手術やサービスの質の向上に役立てています。待合室にあるアルバムとホームページには、たくさんの「お喜びの声」や退院記念写真を広報・掲載させていただいており、手術を受ける次のご家族様の心の支えになっています。病気の動物を辛い気持ちで見守り、看護してきたご家族様の経験と、手術を受けて動物がすっかり元気になり、家族全員幸せに心おだやかに暮らせるようになったとのお声、感謝のお気持ちをいただいています。

病院長
あいさつ

あたたかく愛され、
信頼される動物病院を目指して

第2代病院長の三原吉平です。たくさんの命と笑顔を守るため、我々チームが一丸となり、希望の光としてご家族様と共に全力で動物の病気と闘います。少しでも助かる可能性があれば、難しい症例もお断りせず、治療や手術をお受けしています。絶望的な状態からでも、手術を受けて奇跡的に回復してゆく動物たちを何度も目の当たりにしてきました。命を諦めず私たちと共に頑張りましょう。私たちは飼い主様と共に、喜びや感動、辛さや悔しさもすべて分かち合い、その経験と学びを世界や未来の動物医療につなげていきます。

私たち茶屋ヶ坂動物病院スタッフ一同は、常に学び研鑽し、最善の動物医療を心がけています。そして、あたたかく愛され、信頼される動物病院を目指していきます。これからも変わらぬご厚誼を賜りますよう、どうぞよろしくお願いします。

病院長/獣医師

三原 吉平

略歴

2005年 
3月

鹿児島大学 農学部 獣医学科 卒

2005年 
4月

茶屋ヶ坂動物病院 勤務

2007年 
4月

医長就任

2009年 
4月

副院長就任

2018年 
5月

病院長就任

資格・所属学会

  • 獣医師免許
  • 獣医循環器認定医
  • 日本獣医循環器学会
  • 日本心臓血管外科学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本心臓弁膜症学会
  • 日本体外循環医学会
  • 日本獣医麻酔外科学会
  • 中部小動物臨床研究会
  • 名古屋市獣医師会

治療方針

01

平等で最善の医療を提供する立場にたちます

無差別かつ平等で最善の医療を提供する立場にたち、動物やそのご家族様のさまざまな権利を大切にし、その実現のために最大限の努力を行います。診療の過程や資料により得られた動物やご家族様の情報は無条件に保護されます。
ご家族様は病院に対して意見、要望を述べる権利があります。他方、私どもはこれに傾聴し、改善する努力を行います。

02

動物に対し、深い愛情を持って接します

動物とご家族様を大切に思い、深い愛情を持って接します。
診断や治療は必要十分かつ最小限に行います。当然ながら不必要な検査、無意味な治療、無駄な医療費によって、動物やご家族様に無用な負担を決してかけないよう心がけています。
医学文献、獣医学文献、学会などから常に最新の情報を手に入れ、動物にとって最適かつ科学的根拠にもとづいた正しい治療方法を提案し、実践するよう心がけています。

03

わかりやすく丁寧な説明を心がけています

ご家族様は病気や治療についてよく知り、公平・良質・安全な医療行為を受ける権利があります。病状や治療方針の説明に際しては、簡単な図なども提示し、わかりやすくお話しするように心がけています。私どもの説明の不手際によって動物やご家族様が決して不利益をこうむることが無いよう、細心の注意を払っています。ベテラン獣医師が必ずチェックやフォローを行い、診断や治療方針を間違えることが無いよう配慮しています。

04

ご家族様の意向に沿って治療します

治療方針はご家族様と相談して決め、ご家族様の希望や考え方、倫理観、ライフスタイル、経済状況に沿うように治療をすることを心掛けています。治療を強要したり、ご家族様の同意も無い治療に対して対価を要求することは決してありません。
ご家族様は提示された治療法を選択、または拒否する権利があります。一旦同意しても、処置が開始されるまでは同意を撤回することができます。

沿革

1967年 
11月

初代病院長 金本 勇により茶屋ヶ坂獣医科病院(旧称)開業
(名古屋市千種区赤坂町)

1981年

茶屋ヶ坂動物病院に改称、現在地(名古屋市千種区新西)に移転

2001年

中部小動物臨床研究会 設立

2013年

改装

2018年

三原 吉平 病院長就任

2021年

改装

活動実績

アメリカ カリフォルニア大学
デイヴィス獣医学部
Dr.Kittleson教授
ニューヨーク
アニマルメディカルセンター
Dr.Fox病院長
当院の心臓手術を見学
アメリカ テキサスA&M大学
Dr.Fossum教授
当院の心臓手術を見学
アメリカ ミシガン州立大
Dr.Eyster教授
当院の心臓手術を見学
イギリス ロンドン大学
ロイヤル獣医学部外科
Dr.Brockman教授
心臓権威の Dr.Eyster教授
2004年ミシガン州立大学 講演後

代表的な研究論文・著書

  • Kanemoto I, Mihara K, Sato K. Open-heart techniques and mitral valve plasty for mitral regurgitation in toy-and small-breed dogs: A review.
    Open Veterinary Journal, 2021; Vol.11(1): 14-26.
  • Mihara K, Kanemoto I, Sato K, Yasuhira Y, Watanabe I, Misumi K. Echocardiographic evaluation of deformity and enlargement of the canine mitral valve annulus associated with myxomatous degenerative mitral valve disease. Journal of Veterinary Cardiology, 2021; 37: 8-17.
  • Mihara K 1), Kanemoto I 1), Sato K 1), Mori T 1,2), Abe H 1), Niimi S 1), Yamada K 1), Ohira K 1), Ando T 1,3). Open heart surgery with deep hypothermic cardiopulmonary bypass and more than 90 minutes of aortic cross clamp time in 10 small dogs. Veterinary Science Development, 2017; Vol.7: 6442 (doi: 10.4081/ vsd 2017.6442).

    1)Chayagasaka Animal Hospital, 2)Department of Cardiovascular Surgery, Juntendo University Graduate School of Medicine, 3)Heart-Will Animal Hospital

代表的な学会発表・講演

  • 鈴木 裕弥 僧帽弁形成術の心内操作時に弁尖の強度調整を実施した犬の4例
    第118回 日本獣医循環器学会 2023年
  • 三原 吉平 アドバンスコース12「心疾患の外科治療2 - 後天性心疾患」
    第116回 日本獣医循環器学会 2022年
  • 梅野 凌 高齢犬(14歳齢以上)における僧帽弁形成術の成績
    第30回 中部小動物臨床研究発表会 2022年