腫瘍科 / 癌の症状

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しこりやイボができていた場合、腫瘍の可能性があります。しこりが良性であることも多いのですが、見た目では判断がつかないこともあり注意は必要です。飼い主様たちが気付ける症状ですので、日頃からスキンシップ時に気にしてあげると早期発見に非常に効果的です。またしこりは体の表面だけでなく口や耳の中、肛門の周り、指先など様々な場所に発生しますので全身を気にしてあげましょう。

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がんは体中全ての内臓や組織に発生する可能性があるため様々な症状を引き起こします。調子が悪くても、それがすぐに「ガン」ということではなく、急性のすぐに治る病気であることがほとんどです。しかしながら消化器症状や泌尿器症状などなど、どんな体調不良であっても1〜2週間以上続く時や治療していても良くならない時、良くなってもまたすぐに症状が再発してしまう時はしっかり検査をしましょう。

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犬や猫は体調不良を隠してしまうことも多く、水面下で進行していくガンも多いため、気付いた時にはもう手の施しようがないということも少なくありません。さらに肝臓ガンや脾臓の悪性腫瘍、肺ガンなど初期には症状を出しにくく、超音波やレントゲン検査などの積極的な検査を行わないと発見しにくい悪性腫瘍も存在しています。人間と同様、早期発見・早期治療が最も有効な治療になりますので定期的な健康診断を受けましょう。

ガンで考えられる症状一覧と各症状の解説

しこり・イボ

体を触って、今までになかった「しこり」や「イボ」ができている場合、腫瘍の可能性があります。腫瘍には良性のものと悪性のものがあり、見つかった「しこり」が良性であることも多いのですが、中には「癌」や「肉腫」、「肥満細胞腫」、「リンパ腫」など悪性腫瘍の可能性もありますので注意が必要です。

また、「しこり」は皮膚表面だけでなく、お口の中や、足先、精巣、肛門の周りなどいたる所に発生しますので、スキンシップの中で気を付けてあげるといいでしょう。特に急に大きくなったり、表面が割れて出血したり、本人達が気にしている場合は早期の来院をお勧めします。

元気・食欲・体重の低下

最近、元気や食欲がなく体重も減ってしまった。一概にこのような元気食欲の低下や体重減少の全てが悪性腫瘍ではありませんが、急激で強いこれらのサインは重大な病気が隠れている可能性がありますので早期の来院が必要です。特にイヌやネコの体格は人と比べ小さいため、少しの体重減少と油断しがちです。日頃からベスト体重を把握しておき、減少の割合で判断しましょう。

咳・呼吸困難

犬や猫が咳をしている場合、心臓病や気管・気管支の病気、肺炎など様々な病気が考えられますが、中にはこれら臓器に腫瘍が発生していることがあります。呼吸が苦しい時も同様で、胸水が溜まってしまうことや心臓にも腫瘍が発生することもあります。強い症状であり、緊急対応が必要な病気も含まれることから、早い来院を推奨します。

鼻血・鼻詰まり・くしゃみ・
いびき・鳴き声が変わった

人と違い犬や猫が鼻血を出すことは稀で、鼻の中に重大な病気が発生している可能性があります。鼻の中にガンが発生することもあり、鼻血や顔が最近変わってきた・腫れてきたと感じるようなことがあればレントゲン検査などで早期に確認しましょう。また、いびきやくしゃみがひどい場合、鳴き声の変化や声がかすれる時などは咽頭や喉頭などノドの奥に問題が発生している可能性があるため、こちらも検査が推奨されます。

嘔吐・下痢・便秘

胃腸の悪性腫瘍の場合、ひどい吐き気や下痢、便秘などの消化器症状が発生します。また、肝臓や脾臓、腎臓などに大きい塊を作る腫瘍の場合も胃腸が圧迫され同様の症状を示します。このような症状が見られた場合でも、すぐに改善する胃腸炎が大半を占めていますが、病院で治療しているのに治らないしつこい下痢や嘔吐、食欲や体重の減少を伴う場合は、一度しっかりと検査をしましょう。

血尿・頻尿

腎臓や膀胱、尿管、尿道などの泌尿器系に腫瘍が出た場合、排尿に関連する血尿や頻尿などの症状が認められます。これらの症状が見られた場合でも、膀胱炎や尿石症など治療できる病気がほとんどですが、近年、膀胱ガンなど泌尿器の腫瘍も増加しているため注意が必要です。ひどい血尿が続く時、膀胱炎の治療をしてもなかなか治らない、膀胱炎を何度も繰り返す時は、超音波検査や尿検査などで腎臓や膀胱のチェックをしましょう。

体や足の痛み・ふらつき・麻痺

骨の腫瘍や骨に浸潤する筋肉の腫瘍、神経の腫瘍は体や足の痛み、時に麻痺を引き起こします。もちろん一過性の痛みやふらつきは整形外科的な問題(関節炎や靭帯損傷など)であることが一番多いです。しかしながら関節や骨の病気が多い大型犬に骨や関節の腫瘍は発生しやすいため、関節炎だろうと様子を見ていることで、その発見が遅くなってしまう可能性があり注意が必要です。治療に反応しない激しい痛みやふらつきが続く時はレントゲン検査が勧められます。

けいれん発作

脳に腫瘍ができた場合、意識をなくし、足をバタつかせ痙攣する発作が発生することがあります。発作は、脳腫瘍や脳炎などの神経疾患以外にも、低血糖やホルモン異常などの血液異常や、心臓病由来のものなど様々な原因で起こり得るため、一度でも認められた場合、早い検査が必要です。高齢になって初めて発作が起きた時や発作に加えて麻痺や性格の変化、目が見えないなどの症状が重なっている時はより慎重な対応が推奨されます。

腹囲膨満

食べている量が同じなのにお腹が張ってきた、体は骨張っているのにお腹だけ出ているときは、お腹の中に大きい塊ができていることや、腹水が溜まっている可能性があります。肝臓や脾臓、腎臓などの腫瘍は症状を出すことなく進行し、大型になるまで気付かれないこともあります。また後述する多飲多尿という症状を併発している時はクッシング症候群という脳の下垂体もしくは副腎という臓器が腫瘍化することによって起こる病気の可能性があります。

多飲多尿

たくさんお水を飲んで、たくさんおしっこをすることです。代表的な病気にクッシング症候群という病気があります。ホルモン異常から多飲多尿症状を引き起こしますが、元は脳の下垂体という所の腫瘍か、お腹の副腎という臓器が腫瘍化している可能性があります。

また尿量や飲水量が増える病気は腎臓病(腎不全)や糖尿病、子宮蓄膿症などなどたくさんあり、多飲多尿症状のすべてが腫瘍ではないのですが、飲水量が急に増えた時(体重1kgあたり約100ml以上:5kgの子なら約500ml以上/1日)、トイレを失敗するくらい尿量が増えている時などは一度、血液検査などの検診を受けましょう。

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